オジカ沢遡行(2011/08/14-15)

マチホド沢に続き谷川本谷を下降し、オジカ沢への継続遡行。
メンバーは大平、佐野、佐藤、オーブ(外大WV)

終了直後の今は、ヤブ漕ぎしか記憶にないが、遡行記録で思い出しながら記入。

14日、4時起床予定…だったが、暗かったのと疲れが残っていたのとで寝坊し4時20分頃起床、焚火をして朝からパスタで6時頃出立する。
まず谷川本谷を下降、目標の空気孔まで意外と費やす。さらに一昨日とおなじく、ヒツゴー沢と本谷の二俣の入渓点を見落として下降し過ぎる。約1時間ロスする。

オジカ沢入渓後はしばらく河原を歩き、やがて12mの滝が出現、大平空身で左岸をリード。

途中には残置ピンがあり、終了点にはボロボロなリングボルトがある。不安なのでトライカムを足してロープをフィックスする。つづいて10m滝は佐野が空身でリード、水流をくぐって右岸を登る。以後、明るい沢に白いスラブと深い釜と滝の美渓が続く。

少々際どい滝ではお助け紐を出してどんどん越す。すると巨大なスノーブリッジが出現、長さは300m以上で『日本登山体系』に載っている広河原と滝を幾つかがすっぽり覆われている。雪渓の上を歩いて行くも、降り口が滝の落ち口となっているため下降手段を試行錯誤していると古いリングボルトが見つかり、これ幸いと懸垂下降する。やはり毎年スノーブリッジができるのだろう。

雪渓を越すとすぐにフリーで越えれる20m滝と、40mの大滝に出る。ここは大平が右壁をリード。

高度感があるだけで特に難しいところはない。越すとすぐに2段60mチムニー滝が出る。1段目をオーブが右壁をリード、最後は1段目落ち口の水流部でピッチを切る。

2段目は佐野がリード、同じく右壁を登り途中で水流を跨いで右のルンゼをあがる。この辺りはスムーズに行けたが、やはりロープを出すと時間がかかる…。

直後の二俣では両方とも滝をかけていたので、楽そうな右俣を行き、本流と思われる左俣に戻る。ここからしばらく小滝が連続して、やがて30mトイ状の滝、2段40mトイ状の滝などが出るが、この頃にはスラブ慣れしてきたのでノーロープで行く。2段40mの上段は少々恐い。

さらに二俣を左に行くと、スノーブリッジの崩壊箇所に出た。そのすぐ後ろに20m滝が聳えていて、とても越せそうにない。我々は左から巻いたが、これは非常に脆くて悪く、草付きの草もあまり良くないので、次に行くなら絶対右から行くだろう。

その上部にまた二俣があるが、上部に来過ぎて地形図からの判断が難しいため、とりあえず水量の多い右俣に。するとすぐに伏流っぽくなる。怪しいので念のため多少水を汲んでおく。この辺りブッシュが身長近くある為見晴らしが利かず、「この辺りが沢筋だろう」と先頭の私がテキトーに進んでいくとすぐに登りになり、見える上部が稜線と信じ込んで登り始める。この時15時20分頃で日帰りがかかっていたため、焦って判断をミスしたのだろうか。

ヤブが濃く、漕いでも漕いでもヤブが続く。まわりの稜線を見ると案外我々の位置はまだ低いように感じられるが、それでも「こんなもんだ」と登って行った。大分行った後、左右に沢地形が見られるようになり、伏流気味の辺りからいつの間にか地形図では判断できないような稜線に乗ってしまったと気がつく。今更降りる気はしなかったのでヤブを漕ぎ続ける。

稜線上がガスで見えず、文字通り終わりの見えないヤブ漕ぎで、オジカ沢ノ頭避難小屋に着きあげたのは17時30分、休憩を入れると2時間以上のヤブ漕ぎとなった。その標高差はおよそ350m水平距離は750mぐらいか。今までの山行で最も疲れた。けれど水が無かったので、ここでビバークするわけにはいかず(おまけに避難小屋は雨漏りし、小屋内に水たまりができていた)水を求めて肩の小屋に。タープしかなく、金もなく、小屋には泊まれないので熊穴沢避難小屋まで行き就寝。着いたのは19:30頃で辺りは真っ暗、月明かりがあって良かった。400円で買った水500mlで棒ラーメンとマーボー春雨を作ってさっさと寝る。

15日、始発で帰りたかったので3時15分に起き、4時前にヘッデン下山で田尻尾根を下る。5時半にロープウェー駅に降りて、ようやく長い活動が終わった。

記入:大平

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