神津島新歓合宿2016

新歓活動のハイライトとなる、毎年恒例の神津島新歓合宿。
今年も無事開催することができました。

神津島島民並びに多幸湾ファミリーキャンプ場の方々には、心より厚く御礼申し上げます。

それでは以下、報告です。


4月29日(金)23時に竹芝桟橋から出港。

KOUZUSHIMA2016 最終_22

船上で笑顔の新入生達。この後、どんな地獄が待ち受けているとも知らず…。


4月30日(土)

運営(上級生達)はプレイヤー(後輩達)のために一足先に神津島に到着していた。

教祖姿の運営リーダー小野の登場によって幕を上げた本合宿。開会式が始まった。

KOUZUSHIMA2016 最終_496

KOUZUSHIMA2016 最終_495

神津島新歓合宿とは、伊豆諸島神津島においてGWに3泊4日の日程で行われる新入生歓迎合宿です。内容は島全体をつかった大規模なオリエンテーリングであり、複数のチームに分かれてゴールまでのタイムを競ってもらいます。

小野によるルール説明が終わり、いよいよチーム編成が発表される。基本は2年生をリーダーに新入生を3名ほど加えて1チームを編成する。

第一陣は中川チーム。

河窪カメラ_440

メンバーは中川、長川、野田、毛利

チーム編成は運営側によると脳筋がテーマ。無限の体力を持つリーダーの中川に体力が比較的ある新入生を加えた。

読図さえできれば最強、いや無敵ともいえるチーム編成。

出発直前になって中川が新メンバーに、にわとりを加え出発式を盛り上げた。よってチーム名は「にわとり」

KOUZUSHIMA2016 最終_70

KOUZUSHIMA2016 最終_483にわとりはキャンプ場に置いて行くことに…。さようなら。

河窪カメラ_628

レース終了後に中川自らにわとりをさばいて食すとのこと。楽しみ。

 

チーム「THEしろーとーず」

河窪カメラ_90

メンバーは福田、山本、西尾、幡野

福田は初の神津島でリーダーに抜擢された。素人だらけのチーム。よって、チーム「THEしろーとーず」「僕が優勝しても、驚かないで下さいよ」そう言い残して去っていた福田。無事にゴールのベースキャンプまで帰ってこられるのか…果たして。

 

チーム「下剋上」

KOUZUSHIMA2016 最終_465

久保田、小林、大倉、張

リーダーは久保田。リーダーの体力が劣るため、読図ができるという新入生の張と体力がある小林と大倉を加えた。新入生の総合能力は最強のチーム。

 

チーム「ライトニングソニック」

KOUZUSHIMA2016 最終_550

井上、吉田、朝比奈、山内

写真家でもあるリーダーの井上が今回はカメラをザックに入れていない。それどころか荷物の軽量化は最も成功している。優勝候補の一角。チーム名は新入生の吉田が発案。

 

チーム「ワサビ」 KOUZUSHIMA2016 最終_516

小野寺、鹿野、走出、小川

リーダーの小野寺は特に突出した部分はない。だが、そこそこの読図力とまあまあの体力に期待。

小野寺の通うムサビ(武蔵野美術大学)とワセダを合わせてチーム「ワサビ」。ネーミングのムサビ要素が強い。聖心女子大学の小川もいるよ。小野寺はちゃんとチームを率いていけるのだろうか。優勝候補その2。

 

チーム「女女女女男(じょじょじょじょーだん)」

KOUZUSHIMA2016 最終_72

大越、菊池、下川、貴家、寺島

リーダーの大越は読図力が圧倒的なためハンデとして体力がなさそうな新入生女子4名を付けるという異例のチーム編成に。これはさすがに冗談では。と思うかもしれないがそれでもなお優勝候補筆頭。

計6チーム。さあ、あなたならどのチームが優勝すると予想しますか??


Aポイントは天上山。

現在一位は最初に出発した中川チーム。小野寺チームが追い上げ、福田、井上、久保田に並ぶ。

 

Bポイントは赤崎遊歩道。海に飛び込まなければ到着が認められない。

大越チームが次々と先発隊を抜かす。

 

KOUZUSHIMA2016 最終_476

福田チームの幡野。ダウンジャケットのままかっこよく飛び込む。KOUZUSHIMA2016 最終_494

飛び込み後、激しく後悔する幡野…。

 

KOUZUSHIMA2016 最終_94

一回転飛び込みをするナルシシズム漂う吉田。毎年こういう新入生がひとりはいる。

 

ここで、レース一日目が終了。全チームが海に飛び込み、濡れたまま夜を明かすことに。


5月1日(日)

Cポイントは標高281メートルの山の頂上。

北の尾根から行くルートと南の登山道を経由して尾根に行く方法の二通りがある。

ここで吉田が地図を落とし井上チームは120分の減点。毎年地図を落とす新入生はひとりいる。

中川が1着。続いて北側から来た大越、井上、と南側から来た小野寺が同着。福田は最下位。ここから逆転なるか。

 

Dポイント

ピークが2つある低山のポイント。井上と小野寺は片方のピークを通過するルートを選択。最低限の読図力で行けるが距離が遠く藪漕ぎを強いられるルートのために大越チームに遅れをとる。

 

KOUZUSHIMA2016 最終_370

読図で大活躍する久保田チームの張(写真右)。

 

Eポイントは秩父山。難関読図ポイントその1。

中川チームがDポイントからの帰りで迷う。さらにEポイント捜索は別方向の沢に入ってしまい大きくタイムロス。

その間、大越チームはとっくにEポイントを通過。その後5時間遅れで、小野寺チームと井上チームが協力の末Eポイントを発見し同時に2着。

そうしている内に大越チームはFポイントとGポイントを通過。読図では圧倒的な力を見せつける。

KOUZUSHIMA2016 最終_147

大越チームは壁も屋根も畳もあるつづき堂で寝られることに。暫定1位だが皆疲れきった表情。

 

小野寺、井上チームはFポイント付近の展望台で就寝。屋根はある。KOUZUSHIMA2016 最終_149

 


5月2日(月)

朝起きると展望台付近の茂みから中川チームを発見。時間外行動とはさすがは脳筋チーム。

 

KOUZUSHIMA2016 最終_152早朝から作戦会議を開く井上チーム

 

Fポイントはかまが池。

朝から井上、小野寺、中川の3チームで捜索。

小野寺がいち早く発見し、続いて久保田チームがまさかの追い上げをみせる。

久保田が井上と中川を巧みに騙し、彼らは上位3チームが去った後も別の沢を捜索中。

実はしっかりとした道があってそこを通れば簡単にたどり着く。

 

Gポイントはタケル沢

難関読図ポイントその2

大越チームは5月1日17時頃に通過。

KOUZUSHIMA2016 最終_410

大越チームは軍隊のような規律を維持している。夜には反省会も開くと言う徹底ぶり。勝利への執念を感じる。

 

小野寺チームは6時間遅れで2着。

KOUZUSHIMA2016 最終_412

地図と黙々とにらめっこする小野寺(写真右下)。班員との信頼を築くことなど考えず、どうすれば勝てるかしか頭にない。その単純さ(コミュ障さ?)が彼の強みでもあり弱みでもある。このまま上手くいけばよいが。

 

久保田チーム3着。

 

続いて中川チーム。

KOUZUSHIMA2016 最終_414

野生の勘で次々とポイントを探し出す中川チーム。実は読図をほとんど使わず、半径100メートルの範囲を中川が単独で捜索する「中川システム(オラウンテーリング)」を使っていた。その間、新入生の長川は歯を磨いたり、仲良く座っておしゃべりしたり。元気そうな中川チーム。恐るべし。中川はリーダーの中で新入生からの信頼が最も厚い。

KOUZUSHIMA2016 最終_197

元気すぎる。

 

井上チームはまさかのタケル沢で5時間の迷走。

福田チームは未だにEポイントに到着していないとの連絡が。大丈夫か。

Hポイントは観音浦。ロープを使いながら斜面を下る体力ポイント

Iポイントは千両池。

KOUZUSHIMA2016 最終_154

慶應探検部の國屋とムサビ生の寺田(写真)の待つポイント。今年は運営が足りずに急遽増援を呼んだ。

 

大越チームと小野寺チームは今日中に通過し濡れたまま就寝。大越チームはいち早くJポイントの天上山へ。寒い。

KOUZUSHIMA2016 最終_184

海水に浸かったばかりの小野寺チーム。千両池の近くは蚊が多くてなかなか眠れない。

下位のチームは観音浦を朝一で登り、冷たい海を泳がなければならない。

どちらにしても最悪。運営の悪意を感じる。


5月3日(火)

久保田と中川のチームは早朝から海を泳ぐ。ここでも中川チームの時間外行動疑惑が浮上。

久保田チームは皆疲れきった様子だがここでも中川チームは笑顔で行進中。

久保田チームの張が高熱を出しているとのこと。リタイアせずにゴールできるのか。

KOUZUSHIMA2016 最終_423

続いて、井上チームと福田チームが観音浦から上がり千両池に同着。

 

Jポイントは天上山の千代池。ポインターの位置が地図とややずれているように感じる。

読図をほぼ完璧にできるがゆえに大越チームがここで1時間ほどタイムロス。

大越チームが下山中に小野寺チームとすれ違う。

 

Kポイントは神津島港付近の標高160メートルの山のピーク。

Lポイントは丸島

一着で現れたのは大越チーム「女女女女男」KOUZUSHIMA2016 最終_549KOUZUSHIMA2016 最終_526

 

続いて約1時間半後に小野寺チーム「ワサビ」KOUZUSHIMA2016 最終_397

KOUZUSHIMA2016 最終_216

走る走出。

丸島からゴールのベースキャンプまで走るのが伝統。しかし、今年は小野寺チームしか真面目に走ってくれなかった。

 

3位は中川チーム「にわとり」河窪カメラ_17KOUZUSHIMA2016 最終_486終始、信頼されていた中川。ゴールして、メンバーとの間に生まれている絆。

 

4位 久保田チーム「下剋上」

KOUZUSHIMA2016 最終_527

 

5位 井上チーム「ライトニングソニック」

KOUZUSHIMA2016 最終_458

 

6位 福田チーム「THEしろーとーず」

KOUZUSHIMA2016 最終_492

 

罰点なども加え、最終的な順位とタイムは以下

優勝  大越チーム「女女女女男」

タイム 32時間56分

準優勝 小野寺チーム「ワサビ」

タイム 34時間13分

3位  中川チーム「にわとり」

タイム 40時間00分

4位  久保田チーム「下剋上」

タイム 40時間09分

5位  井上チーム「ライトニングソニック」

タイム 43時間05分

6位  福田チーム「THEしろーとーず」

タイム 43時間48分

 

特別賞は以下

MVP   大越

新人王  張

新人女王 野田

MBP(モースト馬鹿プレイヤー) 中川

からかい上手の高木さん賞 吉田

 

●ちゃかちゃんにてKOUZUSHIMA2016 最終_282にわとりは美味しくいただきました。命に感謝。


●総括(運営リーダー小野)

今回のポイントとチーム編成のコンセプトは、圧倒的に読図能力が高く、体力もある「大越をいかに食い止め、ゲームとして成立させるか」であった。

すべてそれに沿って設計されている。

大越に対しては読図による足止めは効果が薄いと判断して、読図は難易度を低くし、体力の無さそうな女子を複数編入して体力の必要なポイントで進行を遅らせるというのが基本的な対策であった。

具体的には初日の体力ポイント(A~C)、2,3日目の読図ポイント(C~G)、最終日の体力ポイント(G~L)という敢えて偏った配置にしてある。その偏りは私自身の設計の個性である。

 

大越への課題はリーダーシップだった。読図の能力は神津島においては必要十分だったため、課題とはしなかった。自分よりも体力のない複数のチームメイトをいかに纏めて、ゴールまで引っ張っていけるか、がこれからの探検部にとっても必要な能力であった。大越チームは体力的に最大級の負荷を掛けるように編成した。具体的には「体力がなさそう」と小野、細貝によって判断された女子四名をつけたことである。直前までは男子を一名入れる予定であったが、直前の面談による改変があり、移動になってしまった。リスクを考えれば、男子は最低一名入れるべきであったと反省している。しかし、それらの困難を乗り越えて優勝した大越には敬意を表する。誤算があったとすれば、女子が思ったよりも体力があったことだ。あと、体力がなさそうというよりは比較的素直そうな女子であったため、統率を取ることは想定よりも困難ではなかったかもしれない。

 

小野寺への課題はコミュニケーション能力であった。体力はスペイン巡礼で強化されているだろうし、読図も金子読図訓練合宿の結果を見る限り、自分のペースで向上していくだろうと予測された。当初から優勝候補ではあった。そこで、自分の強そうな様々なタイプのメンバーで編成した。意見が対立した場合にいかにリーダーとして場をまとめられるかという能力が今後必要だろうと思った。具体的には集まったメンバーを見ればなんとなく分かってくれると思う。想定外だったことはメンバーは思ったよりも皆、従順だったことだ。確かによほどの変人でもない限り自分にない生き延びる上で必要な読図という能力を持ったリーダーに逆らうことはないはずである。コミュニケーション能力という課題としては少し弱かったかもしれない。あと、走出君という想定外の伏兵の存在もあった。これはアンケートと面談では推し量ることはできなかった。想定通りだった点は、小野寺の読図能力であった。

 

中川への課題は読図であった。編成のテーマは「脳筋」であり、昨年の村田枠であった。読図さえできれば最強という極端な構成にした。具体的には女子も男子も皆戦力グラフにおいて最強レベルのメンバーで編成した。正直、中川の読図能力には懐疑的であった。私の見る限り、昆虫食活動で地形図を渡しても読まないし、金子合宿でも芳しくない結果であったし、読図の必要性を感じているようにも見えなかったからである。しかし、これは予想が外れた。新入生によるとゲーム中に読図の本を持ち込み、「コレ明日までに読んどけよ」と指示を出していたというではないか。ゲーム終了後の新入生からの支持を見ても、リーダーとして良い働きを示していたことが想像された。ポイント発見の実態としては読図能力云々という次元ではなく、無限の体力を利用した中川システムによるものだという点も微笑ましい。BC出発は基本的に希望が薄い順であったが、一番に出発したにも関わらず三位という成績を残した。メンバーは皆体力があるという点では想定通りだったが、毛利君だけは毛色が違ったように見える。

 

久保田への課題は責任を負うことだった。普段、できる限り自分が責任を負わないように流し、挑戦しない姿勢が見受けられたからだ。しかしリーダーをやるということ自体責任を負うことになるので、課題としては最も軽かった。チームの編成も体力があり、読図ができるというメンバーで最も強力に編成した。あまり過酷な課題は久保田には厳しいのではないかと想像し、気が引けた。少し手厚くしすぎたかなという反省はある。新入生の能力は皆高かったように思う。想定外だったことは小林さんの圧倒的体力と張君の体調不良だった。張君もそれを見る久保田もよく耐えたと思う。

 

井上への課題は総合力だった。特に極端な部分はないものの全体的に厳しめの編成であった。具体的には意見が合致しなさそうなメンバー、体力のあまりなさそうなメンバー、対話の難しそうなメンバーで編成した。これまでの経験から彼は情報処理能力は探検部の中で一番と考えていた。写真もできるため画像に対する適応力もあるだろうと予想していた。そして、読図も小野寺と同等にできると仮定してチームを編成した。読図能力に関しては予想が外れた。さすがに金子読図訓練合宿に参加できなかった井上にはいきなりは厳しかったと反省している。他に想定外だったことは、強いと踏んでいた朝比奈さんが想像以上に体力がなかったことと、吉田君のキャラクターが想像以上に強く井上との相性が悪かったことである。全体的に想定よりも厳しめの編成となってしまった。しかし、井上チームは行動中隊列が纏まっており、朝比奈さんには厳しい高低差もしっかり待ってあげるなど、結構気を使ってチームが運営できているように見えた点は感心した。

 

福田への課題は自分自身を直視することであった。どうにも掴みどころのない印象があったからだ。チームの編成は探検部員二人で一人分の読図能力とし、体力と読図要因一人、体力のあまりなさそうな要因一人で編成した。編成としては最大級の失敗であったので反省している。探検部員二人に読図力と泳力とリーダーシップが無かった。さらに、幡野君が想像以上の逸材であった。西尾君はよく頑張っていたと思う。また来年もあるので是非頑張ってほしい。

お疲れ様でした。

文責 探検部2年広報係小野寺

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です