サバイバル登山

【 サバイバル登山入門   】
以下の活動を早稲田大学探検部主催で実行した。
1. 期間
2016年 7月 2日(08:30)
〜2016年 7月 4日( 16:45)
2.活動概要
 サバイバル登山。それはできるだけ自分の力で山に登ろうという試みである。食糧や燃料を現地調達しながら、長期間、道なき山の中を歩く。山小屋はもちろん登山道もなるべく使わない。渓をたどり、藪を漕ぎ、山頂へ。行動中につったイワナや、採った山菜がその日のおかずだ。蛇やカエルも貴重なタンパク源になる。日が傾いてきたら、安全で快適な野営地を探し、薪を集めて焚き火をおこす。晴れていれば星空の下、雨の日はタープを張ってその下で眠る。ヘッドライトも時計も携帯電話もテントもストーブも持たず、食糧は米と調味料だけ。(「サバイバル登山入門 服部文祥」より抜粋)
東日原から入渓し、日原川を抜けて東京一高い雲取山山頂へ。その後登山道を下山し、奥多摩駅で解散。
まだサバイバル登山も初めてで隊員が山に慣れておらず、こういう形をとった。もちろん服部文祥が提唱する「サバイバル登山」とはいかないまでも、それに近い境地は味わえるだろう。普段自分は何を得て何を失っているのか。
3.活動結果(目的達成の有無)
自由、、このやり方ではなかなか難しいことが分かった。自由に動きまわる実力もなければ様々なものに縛られている。時間や道や隊によって。サバイバルとしては、食糧をあまり獲得できず満足いく結果ではなかった。魚は一匹も釣れず、山菜も予想していたものは採れなかった。ただ二日目にカエルを獲得し食した。
4.計画書からの変更
予定ルートを実際は大きく変更した。
・一日目に入渓する地点は日原鍾乳洞のところではなく、孫忽谷出合いから入渓した。
・一日目の幕営地点が唐松谷出合いではなく、その手前だった。
・二日目の幕営地点が小雲取谷ではなく、唐松谷出合いだった。
・唐松谷出合いから小雲取谷に入らずに、雲取山に直接伸びてる登山道を使って山頂に行った
 4.1 上記の問題点
唐松谷から小雲取谷のルートと雲取山への登山道のルートでは大きく違うので、もし事故にあった際に在京が場所を特定しにくい可能性がある。
4.2 上記の原因
・そもそも無理のある予定だった。(沢をやってる者が順調に進んで、到達できるルート設定だった)
・サバイバルがメインなので、どうしても予定から遅れてしまう。
4.3 改善案
・今後サバイバル登山をやる際は、沢登りコースタイムからだいぶゆとりを持たせた予定にする。
・それに付随して活動期間を長くする。
・奥多摩・丹沢の沢は多くひとが入っているため、魚は取りにくい。場所は人が極力入っていないところを選ぶ。
5.メンバーの感想、反省
野田(一年)
今回、サバイバルを1番感じたのは1日目の夜、寒すぎて寝られなくて火を焚こうとした時だった。暗闇の中手探りで目的地に行く恐怖は異常だった。壁や屋根の偉大さも感じた。3日目、ハエが自分にたくさん寄ってきた時は家に帰りたくなった。でも、いざ終わって電車に乗りながら風景が栄えていくのを見ると、残念な気分になった。今まで自分は、文明の発達していない、自然の中で自給自足で暮らしていたいなという願望があったけど、今回の活動で、自給自足をずっとやるのは辛いな、と分かった。でも、都会のようにガチャガチャしてるのも嫌いで、自分が求めているのが何なのかわからなくなった。!
ただ、山登りより沢登りの方が、自分は好きなのがよく分かった。
菊池(一年)
とても濃い三日間でした。特に時計をほとんど見ず、正確な時間がわからないなかで生活したのは不思議な感じがして面白かったです。また夜でもヘッドライトを使わないため日が暮れると本当に真っ暗だったので火だけがたよりでした。時計や電気のように、普段あたりまえのように使用している物は絶対に必要なものだと思い込みがちだけど、なくても普通に生活できるものだな、と思いました。はじめての沢登りでは何度か危ない場面もあったけど、足場を探しながら進んでいくのはスリルがありとっても楽しかったです。また水が気持ちよく、あまり疲れなかったのでよかったです。反省は、シュラフを一日目の沢登りで濡らしてしまい、二日間シュラフカバーだけで寝たため、寒くて睡眠が十分にとれなかったことです。シュラフを防水する大切さがわかりました。
三日目の登山では登りがつらく足を引っ張ってしまいましたが、先頭を歩かせてもらってペースを合わせてもらったり、先輩に支えてもらったりして無事に登りきることができました。もっと体力をつけてスイスイ登れるぐらいになりたいです。
食料に関しては、念願の魚は食べられませんでしたが釣りをするのはとても楽しかったし、カエルをつかまえて食べるなんて普段なかなかできることではないのでそれはそれでよかったと思います。食べたものはどれもすごくおいしかったです。
全体を通して、非常に充実していて楽しい活動でした。短い間だったけれど非日常をあじわうことができ、良い経験になりました。ありがとうございました。
中川(二年 サブリーダー)
活動前からサバイバル登山に疑問を持っていた。サバイバルと登山は相いれないものだ。サバイバルをするために山の頂上を目指す必要はないと思っていた。魚はあまりとれず、沢に留まれば野草が取れない。サバイバル登山をやっている服部文書はナンセンスだと思った。今後はもっとサバイバル要素の強い活動がしたい。山に籠ってそこで生きていける術を学びたい。
細貝(4年 リーダー)
幸福を感じた瞬間があった。眠る前、起きた際に視界の限り自然が広がっていると実感した時だ。
ただ、森の中でどこに魚がいるのか、どこに食べられる野草があるのか分からなかった。抽象的に言えば森に入ることはできたけど、森と対話が出来なかった。短い期間で目標を達成するためにはそれなりの準備が必要だった。二日や三日なら山の中で生き延びることだけならできる。しかし、それではサバイバル、「生」を獲得していない。今後は中川を筆頭に一週間以上山に籠るなどの活動をしてほしい。もちろん僕も「生」獲得していく活動は続けていくつもりだ。一年が思った以上によく歩くことが出来ていた。サブリーダーの中川はよくサポートをしていた。

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