釜ノ沢東俣(2011/06/04-5)

初級者を連れて、昨年途中で撤退した釜ノ沢東俣へ行ってきた。
メンバーは大平、佐野、秋山(1年)
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 河原を歩く

3日、秋山が部室に来て荷物チェックを受ける。一つ一つの装備が丁寧にビニール袋に入れてあった。まだ一つもスタッフバッグをもっていないのが初々しい。
20時過ぎに石神井のレンタカー屋を出て、西沢渓谷へ。24時頃、市営駐車場に到着。一杯やって寝る。

4日、5時起床。この日は予定が余裕なのが分かっていたので、秋山のパッキングを見たり、お湯を沸かしてスープを飲むなどゆっくりと出立準備をする。
6時過ぎ、駐車場を出発。すでに何組も出立していたが、ほとんどの人が甲武信ヶ岳に向かうようで、沢装備を付けていたのは一組のみ。そのひと組も鶏冠谷に消える。来月挑戦予定のホラノ貝ゴルジュと東のナメ沢を見ながら釜ノ沢へ。「まだ大丈夫です」と言いながらも、次第に秋山はバテ始める。途中2人の男女中年パーティと中年男性単独の方に抜かれる。二組ともこの日のうちに甲武信まで行くらしい。
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 つい後輩を突き落とす

10時半、魚止滝下に到達。つるつるの左岸にホールドとスタンスを見つけて突破する。秋山には補助ロープを出す。ここ以外はロープ使用せず。滝上に広がる千畳のナメは素晴らしく、奇声を発して走って通過する。
11時半、両門の滝下へ。一度大休憩を取り、右岸から巻くルートを行く。
全体的にしっかり過ぎるほど跡の付いている釜ノ沢で、一番気をつけないといけないのが、この巻きでの落ち口へのトラバース気味の下降だろう。
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 両門ノ滝の右の滝
13時半、広河原の奥の方でビバークを決める。日差しが暖かかったので、1時間ほどシエスタし、薪を集めと夕飯準備を始める。あまりに時間があったので、懸垂下降の練習などもする。
鳥五目御飯と具沢山コンソメスープ、ベーコンブロックを食べ、さんざんだらだらした後、22時頃就寝。
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 マットで扇ぐ

5日、5時半起床、急いで火を作り朝飯の準備をする。だらだら朝飯を食べていると、いくつかのパーティが横を過ぎて行った。少し下で何組か泊まっていたようだ。
6時45分出発。少しずつ倒木などが沢を埋めるようになってくる。
8時、ミズシ沢出合に到着、次第に沢の傾斜が強くなってくる。けれどどこまでも水流とナメが続く。はじめ私は遡行図を見て「2000m峰なのにツメの時間がこんなに短いのか?」と思っていたが、水流上をどこまでも直登でき、障害物も少ないため、快調に木賊沢出合も通過しポンプ小屋に至ることができた。
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 他の沢に比べたら高速道路のように突破できる源頭部

9時過ぎ、甲武信小屋に到着、すると見慣れた農大探検部の顔が。どうやら朝抜いていったパーティの一つは農大だったようだ。休憩をとり、あるものは着替え、あるものは山頂までピークハントする。
12時前、ダラダラと長い戸渡尾根と徳ちゃん新道を通って下山完了。やはり奥多摩などの沢と違い下山が長い。下山が最も疲れた。

雑感:今回釣り具を持っていかなかったが、おそらく正解だった。魚影は全く見えず。全般的に道が整い過ぎていて少々興ざめする。次第にはキレイなナメも人工物なんじゃないかという気がしてきた。けれどやはり東沢全体や両門ノ滝は良くて一度来て良かったと思う。登攀はほぼないので、1泊する沢の入門ルートとして後輩連中も使ってくれればと思う。

余談だが、この沢の計画は3度目で、1度目は一人が転倒した際に手の小指を折って撤退し、2度目は大雨で中止しレンタカーのキャンセル料を取られていた…。3度目の今回は、無事遡行できたが、やはりメンバーの1人が急な体調不良で参加辞退に。個人的にはこの沢とあまり縁を感じない…。

1年秋山感想 登ってる途中はしんどくて、もう二度とやるかと思うこともありました。でも帰ってきたら沢のことを考えてました。不思議です。あと寝る前に食べたベーコンがおいしかったです

記入:大平

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