小金沢本谷・大菩薩沢遡行(2011/07/09-10)

「小金沢本谷は関東を代表する秀渓だ」との噂をオーブさんから聞き、大菩薩山域葛野川上流の遡行者の少ない沢、小金沢本谷とその上流部の大菩薩沢へ行ってきた。正直、初めて聞く沢名だったので、いかがだろうかとも思っていたが、泳ぎあり、滝あり、ナメありで大満足だった。
P7090244

泳ぐ佐野

メンバーは、大平、佐野、佐藤、オーブ(外大ワンゲル&山登魂)
まず、金曜終バスでアプローチ。終バスが18時台と早いため早稲田周辺を16時過ぎに出なければいけない…。早すぎて釣り具用意できず(後に大いにがっかり)
終点から小金沢公園まで約40分、ダム沿い道を歩き、公園で就寝する。

土曜早朝5時、まだ寝ている2パーティ(釣り?)を横目に入渓地へ。
ちょうど第2堰堤の真上にでる踏み跡をたどれてスムーズに入渓する。
携行した84年の遡行図にはこの後、鶏淵というゴルジュがあったそうだが、全く見当たらず。その後できたダムにより小金沢は全体的に変化している(容易になっている、たぶん)
P7090212

下流部は土砂で年々埋まったのか、整ったおとなしい河原が見られる

さらに第3堰堤を乗りこして、ようやくところどころゴルジュが見られるようになる。
この沢に多かったのが、釜+小滝というパターン。釜を泳いで滝に取りつくと全てどこかが登れた。
P7090220

ゴルジュの始まりを予感させられる暗い屈曲
P7090214

狭いゴルジュを泳ぐ
P7090223

釜を泳いで突破、もはやこんな箇所が多すぎてどこか覚えていない。
気温はおそらく30度を越していたため、水が気持ちいい。(ゴルジュ内だと多少寒い)
小金沢は明るく開放的な沢で、太陽の光も所々感じる。
P7090232

木漏れ日が美しい
P7090221

大樺沢出合。出合に3段の滝をかける。
この辺りまで、思っていたより順調に進み、携帯していた84年の遡行記録よりも大幅に早く進む。遡行図にある50m淵、40m淵が消滅していたことが大きい。やはり谷は変化するものだと感じさせられる。
P7090233

不動ノ滝。小金沢で唯一巻いた滝。佐野(赤服)の位置からジャンプして遊べる。
P7090237

小金沢の上流部。全然水量が減らない。
小金沢は上流部で、マミエ沢と大菩薩沢と名称を変化させ二つの水流に分かれる。
水流は3:1程度でマミエ沢が多いのだが、そちらは堰堤があるようなので、ゴルジュが発達しているという大菩薩沢へと進路をとる。
出合からしばらく河原歩きが続く。両岸は切り立っていて脱出は難しそう…。
やがて魚留滝7mが出現する。一見して直登不可と感じ、高巻きへ。
ここは岩に土が乗っているような微妙な草付きが続き、良いトラバースルートも見えず、かなり上まで押し上げられた。50mロープの懸垂下降で沢まで下りる。全体の核心だったように思う。
魚留滝を過ぎると、2段15m大滝が出現、
P7090258

リードするオーブ。登っている2段目が特に難しい。
遡行図には「巻き」と書いてあったが、時間に余裕もあったので登ってみる。
釜を泳いで滝に取りつき、空身でオーブさんがリード。ビレイは釜に刺さった倒木の上で。
今回、ここの登攀が遡行全体の充実感を生んだと思う。残置ハーケンのない滝は恐いが満足できる。2人目以降はユマールなりフォロービレイなりで突破する。
この登攀中、雨が降り出す。ほんとはここの滝直後あたりでビバークを考えてたが、遡行図にある岩屋まで行ってみることに。
途中、滝や釜があったが急ぎ気味にどんどん突破した。16時過ぎに岩屋に到着しビバーク。

日曜朝6時半、昨日そこそこ頑張ったので遅めの起床。ゆっくりパスタを作って9時頃行動開始。
P7100262

泊まった岩屋
この後の大菩薩沢上流部は、4段20mを直登し遊んだ(大平と佐野のリード練習に良かった)ぐらいで、ナメ連瀑を越えるとすぐにツメにはいる。濡れたロープとザックが重く、とても長く感じた。
13時半頃、天狗棚山付近に到着。
なお下山時は、凄まじい雷雨に見舞われた。最も沢を登ってきた我々にはあまり関係がなかったが、近くに雷が落ちたときは、みんなずっこけそうになるほど驚いた。
上日川峠から裂石まで濡れながら車道を歩いていると、我々を憐れんだのか、タクシーがタダで乗せてくれた。
まだハーネスにカムをぶら下げた状態でキレイな車内に乗るのは恐れ多かったが、大いに助かった。ありがとうございます。
金曜:16時頃 都心発、18:20 終バス、19:30 小金沢公園
土曜:5時 活動開始、8時 大樺沢出合、11時 不動の滝、12時 大菩薩沢出合、13時 魚留滝、14時15分 2段15m大滝、16:15 岩屋着(ビバーク)
日曜:6時半 起床、9時 活動開始、11時15分 4段20m滝上、13時半 天狗棚山、16:20 大菩薩温泉(途中雷雨停滞&タクシー乗車有り)

記入:大平

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です